保育士の仕事って、パッと見は「子どもと楽しく遊んで和気あいあい」と眼に映りますが、実際は、、、ものすご〜くストレスフルな女性の世界。
保育士の退職理由や転職理由で、必ずといって良いほど上位にランクインするのも、そうっ!やっぱり「人間関係の悩み」です。
職場に女性職員しかいない保育園は、日本全国まだまだ多いと思います。
保育士をしていれば、一度はきっとこんな風に思ったことあるんじゃないでしょうか。

女性保育士に限らず、保育士の世界では少数派の男性保育士へも、きっとそんな職場の雰囲気が伝わっていることでしょう。
さて、現場で頑張る保育士たちは、どんな「人間関係」の悩みを抱えているのでしょうか。今回は、そんな保育士さんの悩みについてご紹介したいと思います。
保育士が抱える「人間関係」のお悩み
保育士の退職・転職する理由の上位に必ず挙がる「人間関係」の悩み。
これからご紹介する中で、最低ひとつは共感できるポイントがある、もしくは「全部!」って人もいるかもしれませんが、ぜひ読み進めてみてください。
人間関係の悩み1:気配りが大変
女性の中には「感情の起伏が激しい人」が多かったりします。
プライベートで嫌なことがあれば、仕事であからさまにイライラしたり、逆に良いことがあればご機嫌過ぎて、それはそれで面倒だったり、、、。
『毎回、あんたの機嫌に合わせるこっちの身にもなってよっ!』と、対応に悩む保育士も少なくないようです。
特に、上司や先輩にそういうタイプの人がいると、後輩は気を使いっぱなしで悩んでしまいますね。
ただでさえ、保護者への対応などで毎日気を使っているんですから、職員の間では余計な気を使わずにいたいです。

人間関係の悩み2:陰口を叩く
人集まれば「派閥」ができると言われる女性の世界。
職場の複雑な人間関係の中で、派閥が全くない保育園なんてあるんでしょうか。
派閥の中で繰り広げられるのは、「あの人って◯◯だよねぇ」「この前こんなこと言われたんだけど信じられる〜?」といったネガティブ発言のオンパレード、、、。
たいていの場合、どの園にも「陰口隊長」みたいな保育士がいるものですが、そうでなくても、話題がなくなると「その場にいない同僚の噂や陰口を叩く」場面に遭遇したことがあると思います。
それが女性の習性なのかもしれませんが、やっぱり気持ちの良いものではないし、それが嫌いな人も多いはず。
何より「きっと私のいない所でも、私の陰口も言われてるんだろうなぁ〜」って思わされるような職場環境だと、毎日が楽しくなくなってしまいますよね。

人間関係の悩み3:陰湿な嫌がらせ
実は職場の中には、「陰湿な嫌がらせ」をする人もいたりします。
- 言わなくていいようなことをペラペラ喋る人
- 小さな失敗をいつまでもネチネチ掘り返しす人
- 仕事に一生懸命な保育士に対して冷めた態度で「なによあんなに頑張っちゃって!」と落とそうしたりする人
人の不幸を喜んだり、人が困っている姿を見て楽しんでる人って、きっと「自分が満たされていないから、周りの人を自分の所まで引きずり落としたい!」っていう気持ちが働くんですよね。
人を困らせることでしか自分の欲求を満たすことができないって、人の生き方としてとっても貧しい。
でも、そういう人が保育園の先輩や上司にいることも「事実」です。
もし、そんな人がいる職場に就職してしまったら、、、周りと協力して追い出すか、それとも自分から離れるか、自分の健康(心とカラダ)のために、素早い対応や選択が必要になるでしょう。

人間関係の悩み4:常に上司や先輩の機嫌を伺っている
保育園の現場で多いのが、園長や主任の先生が「自分なりの強〜い保育観」を押し付けてくるパターン。それぞれ保育観を持つこと自体は、悪いことではありません。
でも厄介なのが、それ(自身の保育観)を理由にいろんな場面で「自分の主張をするばかりで全く譲ろうとしない」ときです。
「自分は今までこうやってきたんだ!」「これだけの経験があるんだ!」と自信満々に持ち出して、「だから(私の考え通り)こうしなさい」と命令が下る。
そんな状況では、担任の先生たちは自分のやりたい保育ができずストレスが溜まるばかりです。
行事や遊びを考える時も、「これなら園長オッケー出しそう」「これ主任好きそうじゃない?」と判断基準が園長先生の好みになってしまいがち。

時代が変われば、子育ての考え方も保育のやり方も変わるものです。親の求めることも、社会の求めることも変わっていきます。
でも、柔軟に対応できない保育士は自分も苦しいし周りも苦しめる。
自分の経験が全てではなく、後輩や若手の保育士の考えや思いも、柔軟に取り入れてくれる園長先生や主任先生とぜひ巡り会いたいものですよね。
と、こんな感じで、保育士の人間関係の悩みは、尽きることはないのですが、解決策としても行動を起こす一歩を踏み出す必要がありそうです。
もし読者さんの中でこれら悩みに共感してくれる人がいれば、ぜひシェアしてみてくださいね!