
一体、1年の内でどのタイミングで転職すればイチバン良いのか知りたいっ!と思っている保育士さんも少なくないはず。
そこで今回は、転職をお考えの保育士のあなたに「ベストな転職活動時期」をご紹介します!
保育士の転職時期で好ましくないタイミングについても解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
保育士が転職するベストな時期
結論からお伝えすると、保育士が他園に転職をするベストな時期は「1月〜3月」といわれています。
なぜなら、毎年1月〜3月に保育士の求人が増えるからです。

みなさんもご存知のように、日本では3月と4月という年度の切り替えが、1年の大きな節目になります。
それは保育園でも同じことで、保育園の人事担当者(園長先生など)は、一般的に4月の新クラスに向けての職員調整を「年明け」から行い始めます。
また、退職や転職を考える保育士が園側に退職したいことを伝える時期も、一般的に12月の終わりから1月中に伝える場合が多いからです。
その時期になると、多くの園では3月いっぱいで抜けてしまう「保育士枠」を補充する必要が出てきます。
さらに、新入園児の人数が分かってくるのもこの時期(1月〜3月)です。新入園児の年齢や人数によっては、新たな保育士を雇う必要が出てきます。
これらの理由が重なって、1月〜3月には保育士の求人数がグンと増えるのです。
保育士のベストな退職時期は「年度末」
転職をしたい保育士が1つ注意しておきたいのは、「退職時期」と「転職時期」をきちんと分けて考えることです。
保育士にとってベストな「転職時期」とベストな「退職時期」は違います。前述したように、保育士の転職時期は1月〜3月がベストです。
退職時期については「年度末(3月いっぱい)」が理想的です。
つまり、いま勤めている保育園には、年明け1月頃に「退職希望」を伝えることになり、世の中の保育士求人を増やすお手伝いをすることにもなるわけです(笑)
保育士の転職活動に好ましくない時期
保育士の求人が少ない時期は、転職活動しても苦戦を強いられる可能性が高くなってしまいます。
「保育士不足」が叫ばれている昨今、保育士の求人は探せばいつでも見つけることはできます。
一般的に、保育士求人の閑散期は「4月〜10月頃」といわれています。
6月のボーナス支給の後で辞める保育士がいるので、7月や8月に求人が少し増えることもありますが、年度始めから秋頃までは、割と少なめの求人数。
なので「計画的に」退職と転職を考えているのであれば、春から秋は転職準備に期間を当てて、12月以降から本格的に活動できるようにすると、多くの選択肢から求人を選べるので、成功する可能性が高くなるのでしょう。
保育士転職の準備は早めにしておく
保育士のベストな転職時期は1月〜3月ですが、実際に1月や2月から転職活動を始めていては「遅い」ですね。
「計画的に」転職をしたいのであれば、夏から秋にかけて転職の準備を始めて、冬になったらすぐに行動(施設見学や求人応募・面接)できるようにしておくことです。
1月の採用面接と、3月の採用面接では、採用する園側と求職者(転職したいあなた)も心の余裕が全然違うはず。
焦って転職活動をすると、あとから「こんなはずじゃなかった!」と後悔(転職に失敗)してしまう可能性も高くなってしまいます。
良い保育士求人の選択肢をたくさん持ってから、次の転職先を考えたいのであれば、夏〜秋ごろから「保育士求人専門の転職サイト」などに登録して、事前に情報収集を始めることがポイントです。
求人案件にもよりますが、年明け1月頃から気になる求人に応募→面接というスムーズな流れに繋げられると、焦る心配も少なくなります。
無理に1月〜3月を目指す必要はない

もし、あなたが「今の保育園がどうしても合わない」「人間関係に耐えられない」「もう心と体が持たない」と苦しんでいるようであれば、無理をして年度末の退職を目指す必要はありません。
カラダやメンタルの健康を損なってしまっては元も子もないからです。
今回は、あくまでも一般的にベストな保育士さんの転職時期やタイミングをご紹介しました。でも、「年度末まで待てない!」という人は、今すぐにでも行動しましょう。
保育士として頑張っているあなたを受け入れてくれる「新しい職場」は必ず見つかります。自分の環境にあった転職活動を始めましょう。