保育士として、一通りの経験を積み、自分の保育観や保育の仕方に色がつき始めて、ちょうど仕事が楽しくなってくる頃といえば?
そう、20代のちょうど真ん中に当たる25歳ごろではないでしょうか。
25歳の保育士さんといえば、短大卒なら職務経験5年、専門学校卒なら経験4年、4大卒でも経験3年になりますね。
保育園にもよりますが、後輩もできてきて「中堅保育士の一歩手前」くらいの先生が多いと思います。
そこで今回は、20代のちょうど真ん中に当たる「25歳の保育士さん」転職のタイミングについて、スポットライトを当ててみました!
もくじ
保育士(25歳)というターニングポイント

すでに、お気づきの方もいるかと思いますが、この「保育士25歳」というのが、なかなかくせ者で、、、。
「保育者として仕事が一通りできるようになってきて、他の保育園でも十分やっていけるんじゃないか?」
「今までは給料の低さや残業の多さ、人間関係についていろいろ我慢してきたけど、そろそろ転職したっていいんじゃないか?」
そう思えてくる時期なんです。
女性にとっても重要なタイミング?
保育士にとって「25歳」がなぜ重要なのかといえば、そこには女性ならではの理由も関係してきます。
20代の折り返し地点になり、20代前半の後輩たちを見ていると、、、いつの間にか自分が少し大人になっていることに気がつきます。
周りには結婚や出産する友だちも増えてきて、20代で結婚・出産をしたいという思いも強くなります。

なんて声が聞こえてきそうです。
保育士が25歳になると転職を考える理由

理由1:給料(年収)が安い
これは25歳に限らない話ですが、保育士の給料(年収)ってなんでこんなに低いんでしょうか。
子どもたちの命を預かり、働くお父さんお母さんを支えている、とっても重要な仕事だというのに、、、。
貯金をするにも、遊びに使うにも、あと数万円給料が上がれば、嬉しいと思っている25歳の保育士さんは、若さと経験を活かして転職することを考えるようです。
理由2:残業が多い
給料の話と並んで多い、転職活動を始める理由が「残業や持ち帰り仕事の量」です。
仕事は楽しいのだけど、残業や持ち帰り仕事が多すぎて、プライベートが全然ない!休日は平日の疲れをとるだけで終わってしまう!
そんな保育士さんの話をよく聞きます。25歳といえば、まだまだ遊びたい盛り!プライベートをより充実させたい保育士さんも多いはず。
残業や持ち帰り仕事に悩む保育士さんは、行事の少ない乳児専門の保育園、事業所内保育所、院内保育所へ転職活動をするといいかもしれません。
理由3:職場の人間関係

保育士として職場で育ててもらった感謝はあるけれど、性格や価値観が合う合わないは、もう別問題ですよね。
経験年数が3〜5年くらいになれば、他の保育園に転職しても一人前としてやっていけるはず。そんな自信を持って、25歳のタイミングで転職を考える保育士さんもいます。
どこの保育園に行っても、多少の人間関係の難しさはあると思います。でも、若いうちにいろんな人間関係を経験をすることで自分自身が強くなることができます。
さらに「いまの園から離れたい!」というネガティブな理由ではなく、「より良い人間関係を求めて」転職する保育士さんも大勢います。
いまの職場に不満があるのなら、職場環境を変えるために転職活動をしてみるのはいかがでしょう。
理由4:出会いを求めて
前述の通り「25歳」というタイミングは、女性にとって重要なポイントになります。
なぜなら、20代で結婚や出産を考えるなら、25歳〜27歳が重要なターニングポイントになるからです。
ところが、保育士は基本的には「女性と子ども」が多い職場環境です。関わる男性といえば、男性保育士、もしくは子どものお父さん、、、それはマズい。
そこで、そんな環境を変える候補に上がるのが「転職&引っ越し」。
▼忘れちゃいけない!保育士は日本全国で働ける国家資格
ご存知の通り、保育士は資格職です。全国どこへ行っても保育園があれば働けます。
特に最近、流行りになりつつあるライフスタイルが、他の地方都市から関東地方(主に首都圏)に上京して、夢の一人暮らしをしながら保育士をすること。
東京都を始めとする首都圏エリアは、待機児童が圧倒的に多く、保育士不足な状況から仕事探しに困ることはありません。
さらに、首都圏の保育士求人は、給料や待遇、一人暮らしのための補助金があったり、地方の保育士求人と比べるとすごく手厚い条件なので、想像しているよりかも良い生活できてしまう可能性もあります!
25歳という若さを活かして、いざっ上京!プライベートも充実して素敵な出会いが次々と、、、そんな都会生活を求めて上京転職する保育士も増えているようです。
おすすめ記事:東京で保育士したい!上京向けサポートのあるおすすめ転職求人サイト
保育園側からも採用したい25歳の保育士

実は、転職を考えている25歳の保育士さんにとって「朗報」があります。
それは、保育園側にとって25歳の保育士というのは、以下のような理由から、採用を考えている保育園から歓迎される場合が多いのです!
- 一定の経験があって即戦力になる
- まだまだ若く園内の活気UPにつながる
- (独身の場合は)早朝・延長保育が頼みやすい
- 考えが凝り固まっていないので柔軟性がある
これが、30歳を過ぎてからの転職になると、保育園側としては20代よりも採用しづらい現実もあるようで、、、(もちろん30代保育士の良さはあります!)。
最近は、どの保育園も保育士不足なので、転職サイトなどを活用すれば、いまの職場よりも高待遇・好条件の職場に転職できる可能性が大いにあるのです。
まとめ:25歳が人生の変わり目になるかも
保育士として3〜5年間働いた現在のあなたなら、仕事として保育園に望む条件がいくつかあると思います。
例えば、それは保育園の規模や保育理念だったり、行事の量や持ち帰り仕事の量、通勤方法、または乳児がいい、幼児がいいなんてことかもしれません。
いずれにしても、25歳というタイミング、保育士として3〜5年間の経験がある職歴は転職条件としては十分です。細かな理由はいろいろあって良いと思います。
保育士として、あなたとして、大事なこと
ただ一つ大事なことは、「25歳というのは今しかない」ということ。
20代の折り返し地点という、一生に一度しかない今このタイミングで転職について悩んでいるのなら、この先20代後半や30代に自分が保育士としてどうなっていたいのか、また女性としてどうなっていたいのかを真剣に考えてみましょう。
後悔するのことだけは、一番良くないと思います。数年後に「あの時こうしておけばよかった」と思って欲しくない。
せっかく今このタイミングで悩めているのなら、とことん悩んでみましょう!
とことん悩んだ結果の行動なら、絶対に間違いありません。それに、迷いを抱えながら子どもと関わることは、子どもにとっても良くないかもしれないですね。
転職するにしても、今の保育園で続けるにしても、決断することは勇気がいることです。
25歳という節目に良い決断ができるよう願っています!