
転職を考えている保育士のあなた!もう園長先生に辞めること伝えましたか?新しい職場を探し始めてますか?
いや、ちょっと待って!!!
実は、転職を決意したあなたに、ここでしっかり時間をとってやってもらいたいことがあります。
将来の転職に満足できるかどうかを左右する、と〜っても重要な作業!
それが「自己分析」です。
もくじ
保育士が転職する前にやるべき「自己分析」
保育士さんが他園に転職をするときに、しっかり時間を取ってやっておきたい「自己分析」。
転職を決意した時に「まずは園長先生に伝えなきゃ!」と、気持ちがあせってしまう人もいると思いますが、まずは落ち着いて自己分析をしてみましょう。

「自己分析」と聞くとなんだかハードルが高く感じるかもしれませんが、実に簡単なんです。
自己分析の目的は、言い換えると「なぜ転職したいのか」と「新しい職場に求める条件」をハッキリさせることです。
- なぜ今の園を辞めたいのか
- なぜ転職したいのか
- 新しい職場に求める条件
- あなたの将来のビジョン…etc
これは自分の考えを整理することや、面接中に質問されたときの面接対策にもなります。
新しい職場に求める条件には、「給料・勤務体制・勤務時間・福利厚生など」の諸条件に加えて、「保育理念・保育方針」といった視点から「自分はどんな保育(少人数・大規模・乳児・幼児など)をしたいのか」を考えておくようにしましょう。
他園に転職したい理由や自分が求める条件が、あいまいなままで転職活動をすると、新しい職場で不満も持ってしまいまた転職、、、。
負の転職スパイラルに陥る可能性が高くなってしまいます。
そこで、下記の3つのステップを参考に、ぜひ自己分析をしておくことおすすめします。
転職する前に考えておきたい自己分析の流れ

ステップ1:自己分析で不満や退職理由をはっきりさせておく
あなたが転職を考えているということは、今よりも良い状態や環境を目指しているということ。わざわざ今よりも悪い環境を目指す人はほぼいないと思います。
あなたは「なぜ今の職場を辞めよう」としているのでしょう?「なぜ転職しよう」と決意したのでしょうか?
その理由をなんとな〜く曖昧にしておくのではなく「紙に書き残す」くらいきちんと考えておくことはとても需要です。
なぜなら、いま抱えている不満や転職したい理由が、あなたにとって「職場を選ぶときの重要ポイント」として大きなウェイトを占めている部分だから。
▼あなたが転職を決意した理由は?
保育士に多い転職理由は以下の5つです。あなたが転職を決意した理由もここにあるでしょうか?
- 給料の低さ
- 仕事量(残業)
- 人間関係(同僚・上司・先輩・保護者)
- やりたい保育ができない
- 子どもが好きじゃないかも、保育が向いてないかもと感じる、、、etc
例えば、最後の「子どもが好きじゃないかも」「保育が向いてないかも」という理由はよくよく考えてみると、、、。
- 職員の人間関係が悪くて職場の雰囲気が悪い
- 仕事量が多すぎて全然子どもと向き合えない
など、子どもと関係ない所に理由がある場合が多いです。
その場合は、あなたは子どもは保育に向いていないのではなく、「今の職場」が合っていないだけということになります。そういった点も含めてしっかり自己分析してみましょう。

ステップ2:自己分析で理想の職場環境をイメージしておく
転職理由や退職理由を分析したら、次は自分が働きたい理想の職場をイメージしてみましょう。
転職サイトを活用するなど、実際に転職活動を始めると多くの求人情報に触れることになります。そのときに、自分なりの「園選び基準」がないと迷って決められません。
自分の理想の職場は、転職活動の初期段階である程度考えてイメージしておきたいです。下記のチェックシートを参考にして、一度考えてみてください。
あなたの希望 | 具体的な内容 |
勤務地 | 近所・住宅街・郊外・上京など |
通勤方法 | 電車・バス・自家用車・徒歩など |
事業形態 | 保育園・幼稚園・認定子ども園・事業所内保育所・院内保育所・託児所・児童養護施設など |
園の規模 | 小規模(園児数20人くらい)保育園、大規模(園児数300人を越えるような)保育園など |
関わりたい子ども | 乳児(0〜2歳)・幼児(3〜5歳) |
あなたの雇用形態 | 正規雇用・非正規(非常勤)雇用 |
給料の金額 | 前の職場よりは高く・最低◯万円は欲しい |

ステップ3:自己分析でどんな保育士でありたいかをイメージ
いま転職をしたいあなたも、過去を振り返ると「将来の夢は保育士になることですっ!」と答えていた時期があったと思います。
あなたが中学生や高校生の頃、大学や専門学校で勉強している頃、ほとんどの人は保育士になることを目標にしていました。
そして卒業し、あなたは保育士になりました。将来の夢が叶ったんです(=当時のゴール達成!)。
でも、そこには落とし穴があって「保育士になる」ことを目標にしてきた人は、保育士になった後、つまり就職した後に壁にぶつかります。
学生の頃は、「保育士になる」がゴールで良かったはずです。学校の先生たちも保育園や幼稚園で働けるようになるために一生懸命応援してくれたと思います。
しかし、実際にはどうでしょう?保育士になることがゴールだと思っていたのに、働き始めたらまだその先が見えるようになってきたんじゃないでしょうか?

▼過去のゴールを見直して新しいゴール設定を!
そこでいま考えるべきポイントが「どんな保育士になりたいか」または「どんな保育士でありたいか」です。
どんな職業でも同じですが、「◯◯(保育士・公務員)になる」ことよりも「どんな◯◯(保育士・公務員)になる」かの方が何倍も重要です。
いま転職を考えている保育士さんの中には、その壁にぶつかっている人も多いと思います。だからこそ、転職する前にここで「新しいゴール設定=どんな保育士でありたいか」も考えておきましょう。
▼新しいゴール設定のヒント
気をつけたいのは、理由には「自分のため(For me)の理由」と「相手のため(For you)の理由」があることです。
- 「自分や家族の生活のために」
- 「自分が楽しいと思えることを仕事にしたい」
- 「保育士の資格を持っているから」など
- 「子どもを幸せにしたいから」
- 「子育てに追われて余裕のない親御さんの支えになりたいから」
- 「子どもにより良く育って欲しいから」
- 「運動不足の子どもたちとたくさん遊んで戸外遊びを好きにさせてあげたい」など
これら2つのタイプがあること踏まえて、「どんな保育士でありたいか」という自己分析もしておきましょう。
理由はなんだって良いと思います。転職面接で「なぜあなたは保育の仕事をまた選んだのですか?」質問された時に、答えられるように2〜3つくらいは考えておくと良いですね。
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