保育士として歩み始めた社会人生活。
そんな保育士さんの中には、どこかのタイミングで、さまざまな理由から、勤めていた保育園を退職することがあります。
保育業界は女性が圧倒的に多い職場環境なので、「女性特有のライフイベント」を理由に現場から離れる保育士さんが多いのは、皆さんご存知の通り。
しかし、一度現場を離れた保育士さんでも、これまたいろんな理由から、保育の現場へと戻ってくることが多いです。
そんな時、せっかく働くならそれまでの保育経験を活かして、できれば給料が良い保育園、休みがしっかり取れる保育園、人間関係が良い保育園で働いきたいですよね。
なのに、、、周りからはこんな声もよく聞こえてきます。
『いろいろと落ち着いたからまた保育の仕事がしたいけど、復帰先の保育園てどうやって探せば良いの?』
ということで、今回は「保育士が復帰するタイミング」と「復帰先の良い探し方」について、簡単にご紹介したいと思います。
復帰を考えている元保育士さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね!
もくじ
元保育士が保育の現場に復帰するタイミング

出産・産休後の生活が落ち着いたから復帰する
女性保育士さんが、保育士の仕事を一旦辞めるタイミングとして多い理由に「結婚」が挙げられます。
結婚して旦那さんの職場に合わせて引っ越しすることになると、いま働いている保育園を辞めざるを得ない、、、なんて家庭の事情もあったりしますよね。
そして、そんな事情で保育園を退職した人の中には、早い場合だと子どもが生まれて1歳や2歳くらいになった時には、保育の現場に復帰する保育士さんもいます。
その場合、まだ子供が小さい理由から柔軟な勤務ができる「非常勤」や「パート」として復帰することが多いですね。
子育てに少し余裕ができたから復帰する
子どもがある程度大きくなってから、保育現場に復帰する保育士さんもいます。
具体的な復帰の時期としては、子どもが小学校に入学するタイミングや3〜4年生になってからが多いかもしれません。
授業後に児童館で預かってもらえたり、地域社会で運営されるキッズクラブのような場所で遅くまで預かってもらえるようになると、正規雇用で働きやすくなるので、そのタイミングを狙って復帰する保育士さんもいます。
その場合、復帰先の保育園を選ぶ時に重要になるのは、子どもの学校の行事や休日のイベント、習い事などに理解を示して、それに合わせた働き方ができるように配慮してくれるかどうかです。
引越した(結婚した)から復帰する
出産や子育てのタイミングだけでなく、結婚して引越したから引越先の新たな土地で、新しく就職先を探す場合もあります。
その場合は、ある程度広い選択肢の中から仕事先を探すことができます。
「良い給料」「少ない残業時間」「確実な休日」「小規模保育園」など、自分にとって大切にしたい条件を基準に選ぶことができるでしょう。
ただ土地勘がないような新しい土地での就職先探しは、ちょっと難しいときもあります。
なぜなら、その保育園の評判や内情がなかなかわかりづらいからです。しかし、その悩みを解決する上手な職場の探し方もあるのでご安心ください(後術します)。
休職後リフレッシュできたから復帰する
結婚や出産、子育てに関係なく仕事を辞めて休職する場合もあります。
給料の低さだったり、人間関係だったり、仕事量の多さだったり、ちょっとうつ病っぽくなったり、、、。
さまざまな理由から、保育園での仕事が自分に向いているのか分からなくなって、一旦保育の現場から離れる選択(休職)をする保育士さんもたくさんいます。
その場合は、しばらく遊びに熱中したり、全然違う職業を経験したりして、最終的に「やっぱりまた保育の仕事をしよう」と思う元保育さんも多いです(←いわゆるリフレッシュ完了)。
日本各地で「保育士不足」が問題になっているので、20代の保育士であれば休職していた経歴があっても、保育園に復帰することは、比較的簡単です。
自分の希望の条件をしっかり提示して、より働きやすい環境で働きましょう。
元保育士が復帰するときの職場の探し方5つ

それでは、次にこの記事の本題である「復帰先の探し方」についてご紹介します!
保育園の仕事探しには、一体どんな方法があるのでしょうか?ぜひ参考にしてみてください!
①ハローワークで探す
言わずとしれたハローワーク。
特に40〜50代の転職先探しのイメージといえば、この「ハローワーク」じゃないでしょうか。
正式な名称は「公共職業安定所」といい、無料で職業紹介や就職支援が受けられる国が管理するサービスです。
保育園や幼稚園の情報も集まっているので、近隣の保育園で復帰先を探している場合は、お近くのハローワークで一度話を聞いてみると良いかもしれません。
②就職フェア・転職相談会に行く
最近、新聞の広告やネット広告でよくみる就職フェアや転職相談会も、復帰先探しに役立つかもしれません。
就職フェアでは、保育園の関係者がブースを出して職員を募集している場合が多く、実際に働いている一部の人と直接話すことができます。
少しでも保育園の様子を知りたい人には良いかもしれません。
しかし、就職フェアや相談会は大きな都市で開催される場合が多く、わざわざ足を運ばなければいけないので、忙しい人や面倒くさがり屋さんにはちょっと向かない方法かも。
③友人・知人の紹介
保育士というのは、意外と範囲の狭い業界だったりします。
当たり前ですが、「保育士の友達は保育士」なんてことがよくあるので、仕事を探していると友人や知人からの紹介で新しい職場が見つかることがよくあります。
保育業界に復帰を考えている人は、よく遊ぶ友達や久しぶりに会うような友人・知人に連絡を取ってみてはいかがでしょうか。
④保育士専門の転職求人サイトの活用
保育士専門の転職求人サイトと聞いても、「何それ?」という人が多いかもしれません。
転職求人サイトというのは、簡単に言うとインターネットで気軽に転職先が探せる便利なサービスです。
転職求人サイトは、所有している保育士の求人情報が圧倒的に多く、登録するとプロの転職アドバイザーがあなたにあった職場を提案してくれます。
さらに、見学の日程や面接日の調整、給料や労働時間の交渉なども、あなたに代わってサポートしてくれます。
保育士専門の転職サイトは、いくつかあってそれぞれ特徴が違いますが、利用は登録から転職まで完全無料のところばかり。
さらに、厚生労働省の認可を受けている安心感のあるサイトが多数あります。ネット社会である現代の仕事探しにあった最新の転職方法です。
もちろん、現場を離れてから期間の空いている保育士さんの復帰支援も行なっています。
狙い目は、高待遇・好条件過ぎてサイト上には載らない「非公開求人」です。保育士専門の転職求人サイトに無料登録することで、非公開求人情報も手に入れることができるので、ちょっと興味がある人はサイトを覗いてみましょう!
⑤前の保育園に戻る
最後の方法は、以前働いていた保育園に復帰する方法です。
一度退職したけれどまたあの保育園で働きたい!そんな思いが持てる保育園ということは、あなたにとっても合った保育園に間違いないですね。
職員数の都合ですぐには働けない可能性もありますが、もし前の保育園で働きたいと思うのであれば、一度連絡を取ってみるのも良いと思います。
保育士に復帰するなら自分に合った方法で!

今回は元保育士さんが保育の現場に復帰する際の職場探しについて紹介しましたが、あなたはどの方法に興味を持ちましたか?
少子化と言われつつも、都市部では待機児童が減らないと問題になっていて、保育士の需要はまだまだあります。
復帰するなら絶対この方法!というものがあるわけではありません。しかし、せっかく働くならより良い環境、高待遇で働きたいですよね。
そのためには、あなたの性格やライフスタイルに合った方法を見極めて、納得のいく復帰先を探すことです。
あなたの新しい職場が素敵な場所であるように願っています!