さて、保育士転職の面接で「やってはいけないこと」「しないように気をつけたいこと」にはどんなことがあるのでしょうか。

今回は、『保育士転職の採用面接でやってはいけない5つのタブー』について紹介します!
1.タメ口・若者言葉で面接官と話す
保育士の採用面接で、面接官である園側の採用担当者(園長先生や主任先生)が気をつけてチェックしているポイントが「言葉遣い」です。
特に「保護者とコミュニケーションを取るときに適当な話し方ができるか」が重要なポイントになります。
さすがに、採用面接の時にタメ口で「保育歴は3年で、年長の担任は1回したことあるよ。」なんて、ドヤ顔で言うことはないと思いますが、、、。

例えばこのような質問の答えが、

こんな返答をすると、採用担当者からすると「この人はこういう話し方しかできないのかな」という印象がついてしまいます。
まして、採用担当者は40代や50代の保育経験豊富な保育者が多く、言葉遣いの世代間ギャップもあります。
その他にも「◯◯じゃないですか〜↑↑?」と語尾を上げたり、「◯◯だと思うんですよね〜」と語尾を伸ばしたりする話し方も避けましょう。
2.面接官と目が合わない
やっぱり、採用面接中はどうしても緊張するもの。静かだと余計に、、、。
採用担当者(面接官)から「(合否に関わる)自分の評価をされている」という意識が強く働いてしまい、自然と「失敗してはいけない」「いい印象を与えなければいけない」と力が入ってしまうものです。
そんな時、人間の本能としてスイッチが入るのが「避けたい」「逃げたい」という思い。そうなるとどうなるか。自然と目の前の状況から目をそらそうとしてしまうのです(NGポイント!)。
人は、脳に届く情報の70%を視覚から得て状況を判断していると言われています。いま置かれている状況を手っ取り早く避けるなら、目をそらして相手の足元や部屋の壁を見ることが、一番の近道なのです。
しかし、そういった目を合わして話せるか否かも採用担当者はよくチェックしています。「この人は人見知りなのだろうか」「あまり自信がない人なのだろうか」など、良くない印象につながってしまうことになるので注意が必要です。

緊張のあまり相手の目を見て話せなす自信がないという方は、採用担当者の鼻や口を見て話すように心がけましょう。
ただ、採用担当者があなたへ話しかけている時や質問をしている時は、相手の目をしっかり見るといいでしょう。
3.派手な化粧・髪の色・爪でキメる
転職面接ではより良い印象を与えたいと思って、いつもよりはりきって化粧を濃くしてしまいがち。

普段あまり着ないスーツ姿もあって、メイクの仕方によっては、採用担当者が「この人は面接を受ける業種を間違えているんじゃないか」と思ってしまう可能性もあります。
また、「染め直す時間がなかったから」「働き始めるまでに暗くしようと思って」と、あまりにも明るい髪色や派手な髪色で面接に臨むと、どうしても敬遠されてしまうのが、保守的な傾向がある保育業界です。
採用担当者にとっては「面接を受ける時のあなた(身だしなみを含む)」が、採用合否に関わる判断基準となります。
あとでとは考えず、髪色に気をつけましょう。髪が長い場合は束ねて保育中の姿がイメージできるようにしましょう。
爪はマニュキュアだけでなく、長さにも注意です。面接前日までに必ず爪を切っておくべきポイントです。
4.後ろ向きなネガティブ発言
面接中の「ネガティブ発言」は、無意識的にやってしまいがちなことで言えば、断トツ1位(?)かもしれませんね。
ただ面接官の質問に答えていただけのつもりが、いつの間にか思ったことを口にしてしまい、、、。

こんな感じで、ネガティブ発言をしてしまったりすると、もうNG。
面接は、愚痴を吐き出す場ではありません。たとえ、実際のことだったとしても、前向きに伝えられるようにあらかじめ答え方を用意しておきましょう。
もし、以前の園で大変だったことや困っていたことを伝えるのであれば、柔らかい表現でその問題からあなたがどんなことを学んだかや、新しい職場にどのように活かせそうかも一緒に伝えることがポイント。
採用担当者には、問題解決能力を持った人材としてみてもらえる可能性が高くなりますね。
加えて、「自分に自信がない」と思われるような発言も控えるように意識しましょう。保育士の転職であれば、あなたはすでに保育経験者のはずっ!自分のやってきた保育に自信を持ちましょう!
5.面接官からの質問の回答で嘘をつく
面接では「採用されたいっ!」という強い思いから、自分のことを良く見せようとしてしまいがちです。

もし、面接の回答で嘘をついて仮にその園に受かったとしても、やっぱり辛いのは自分です。
嘘がバレないように自分らしくないことをしたり無理をしたり、さらなる嘘を重ねることにもなるかもしれません。そんな生活を送ることは誰も求めていないと思います。
そもそも、子どもたちを教育する立場の保育士が、仕事を見つけるという自分の利益のために嘘をつくなんてどういうつもりなの?って話になってきます。
嘘なんてつかなくても、やっぱりあなたのありのままを伝えましょう。保育士一人ひとりそれぞれ個性があるからこそ、子どもたちもたくさんの人間関係が育めるわけです。
ピアノが苦手でも体を動かして遊ぶことが好きな保育士がいていいし、製作が苦手でもいつもニコニコ笑っていられる保育士がいてもいいはずです。
嘘なんてつかなくても、ありのままのあなたのことを必要としている保育園がきっとあります。あなたらしさが最大限に活かせる職場がきっとあります。
ネガティブなことをポジティブに伝えることは重要なポイントですが、わざわざ嘘をついて自分を苦しめるのはやめておくべきです。
さいごに
今回は、保育士転職の面接で「やってはいけない」「しないように気をつけたい」5つのタブーについてご紹介しました。
- タメ口・若者言葉で面接官と話す
- 面接官と目が合わない
- 派手な化粧・髪の色・爪でキメる
- 後ろ向きなネガティブ発言
- 面接官からの質問の回答で嘘をつく
以上、5つのタブーに気をつけて保育士の転職面接を成功させましょう!!