保育園でクラスの子どもたちをまとめることって、けっこう難しいですよね。
子どもたちは毎年違うし、年齢も変わればクラスの雰囲気も、子どもたちができることも全然違います。
もし、どんな学年のどんなクラスにも通用するような、子供たちをうまくまとめる方法があるとすれば、ぜひ知っておきたいと思いませんか?
実は、そんな魔法のような方法があるんです!そのキーワードは、、、「好奇心」と「関心」です。
子どもたちは、好奇心の塊です。あなた(先生)に対して、好奇心と関心を持つようにしてあげれば、子どもたちはキラキラした目でついてきてくれるようになりますよ!
もくじ
子どもをうまくまとめられない保育士の悩み

保育園のクラス運営で悩む保育士さんの多くは、以下のような悩みを抱えていたりします。
- 子どもが言うことを聞いてくれない
- ケンカ(トラブル)ばかり起きる
- 子どもたちの落ち着きがない
実はこんな悩みを持っているのは、若い保育士さんに多い傾向があって、経験不足が理由になっていることも挙げられます。
そんな時、保育士さんは「今年のクラスは、、、」「この子たちは、、、」と、子どもやクラスを理由にしがち。
でも果たしてそうでしょうか?
もし、ベテランのA先生(仮)が担任だったら、このクラスをもっとうまくまとめらるのではないか、なんて思ったことはありませんか?
つまり、もしかしたらクラスがうまくまとまらない理由は、あなたの内側にあるかもしれないのです。
①子どもが言うことを聞いてくれない
子どもたちって、テレビを見たりゲームをやったりする時って集中してますよね。
でも例えば、同じテレビでも将棋の試合の中継を見せたらどうなると思いますか?すぐ飽きて他のことをし出すと思います。
ゲームでも同じです。5歳の子どもが到底理解できないような内容のゲームをやらせても、すぐ飽きてレゴブロックで遊びだすのではないでしょうか。
これら2つの共通点は、「子どもにとって難しい」です。
そう、子どもは自分が理解できないことが目の前にあっても、全然集中できません。
保育園のクラスに置き換えてみると、子どもたちは面白そうな話やワクワクすることには、目をキラキラさせて興味を持ってくれると思います。
反対に、先生が子どもの発達に沿わないような難しい話し方をしていたら、子どもたちは理解ができないから話を聞いてくれないでしょう。
②子どもたちに落ち着きがない
では、子どもたちに集中力がなくて困っている場合はどうでしょうか。
これはもしかしたら、あなた(先生)自身が落ち着きがなくソワソワしてしまっているのかもしれません。
若い保育士さんであれば仕方ない部分もありますが、自分自身の余裕の無さから、目の前のことに必死になってしまい、無意識のうちに怒鳴ってばかりいたり、あっちへこっちへソワソワ動いていることがあります。
そんな姿を間近で見ていたら、子どもたちにも伝染してしまいますね。
いま一度、保育園での自分の姿を振り返ってみましょう。
③ケンカ(トラブル)ばかり起きる
次の悩みには、喧嘩やトラブルばかり起きるというもの。ケンカが多いクラスに考えられる理由は2つです。
- 子どもがストレスを抱えている
- 子供がそういう発達の時期にある
子どもは、自分の気持ちを言語で処理することがまだ苦手です。家庭や保育園で嫌なことがあったり、体調が悪い時も言葉で伝えられないため、手が出たり、物に当たったりします。
そんな時には、子どもの不快な気持ちに寄り添ってあげることが大切です。
「なんでそんなことするのっ!」なんて言われてしまっては、子どもはさらに自分の気持ちの処理が分からなくなってしまいます。
相手を傷つけることは危険なので止めなければなりません。
でも、その子どもには「悲しかったんだね」「悔しかったんだね」「嫌だったんだね」と声をかけて、気持ちに寄り添うようにしてあげると、落ち着くかもしれません。
保育士が子どもをまとめるには「好奇心」を活用する

では最後に「どんな学年のどんなクラスにも通用する子どもたちをうまくまとめる方法」を紹介します。
冒頭でも触れましたが、キーワードは「好奇心」と「関心」です。
今担当している子どもたちが、どんな話し方でどんな内容なら興味を持つのか、を一度考えて見てください。
子供の好奇心をくすぐれる保育士になる
1歳児クラスの子どもでも、5歳児クラスの子どもでも好奇心は持っています。
ただし、年齢差や個人差があるので、そこが保育士として実力を問われる所であり、腕の見せ所になるでしょう。
子どもの好奇心をくすぐれる保育士のクラスは、必ずと言って良いほどうまくまとまっています。
そんなクラスであれば子どもたちは「次は何をやるんだろう?」「次はどんな話をしてくれるんだろう?」と目をキラキラさせてワクワク・ドキドキしているはずです。
子どもたちをうまくまとめられず悩んでいる保育士さんは、子どもの「好奇心」を活用することを考えてみてはいかがでしょうか。