【悲報】保育士の給料を時給換算したら衝撃的に安い金額だった《解説付き》

『保育士の給料って、やっぱり他の仕事と比べても安いよね、、、?』

給料が低いとずっと言われ続けている保育のお仕事。

確かに、国が出しているデータを見ても「平均月給より10万円も低い業界」として有名です。

これって単純に、他の仕事をしている人は今のあなたの年齢・経験年数であれば、今の給料プラス10万円も多くもらえている計算になります。

同じ時間働いて、今より給料10万円アップってすごいですよね。既に実感していると思いますが、保育士の給料は、ホントに安すぎるんです。

そこで今回は、保育士の給料が一体どれくらい安いのかを「時給換算」で試算してみました。

保育士同士の会話では、「時給1000円くらいなんじゃない??」と冗談を言ったりすることもありますが、果たして実際のところはどうでしょうか?

保育士の給料:時給換算の計算方法

保育士の給料:時給換算の計算方法

保育士のあなたの時給の計算方法は、とっても簡単。

あなたが1年間にもらう給料(年収)を単純に1年間で働いた時間(総労働時間)で割る「あなたの年収÷総労働時間」で、1時間当たりの時給金額が算出できます。

【シンプルな時給の計算方法】

  • 時給=年収 / 総労働時間
  • ここで問題なのは、1年間の労働時間が正確に分からない場合ですよね。そこで、今回はおおまかな数字の総労働時間で計算してみることにします。

    時給換算の例

    一般的な保育園であれば、決められた労働時間は、たいてい「1日8時間×週5日=週40時間」だと思います。

    そして、1年間は50週なので「週40時間×50週=年間2000時間」。モデルケースの保育士さんであれば、年間労働時間は2000時間が基準になります。

    ▼保育士の年代別平均年収

    次に、保育士の年代別の平均年収ですが、これはネットを調べればデータをたくさん見つけることができます。

    今回は、転職業界大手マイナビが運営する保育士専門の「マイナビ保育士」のデータを参考にさせてもらうと、以下のようになっています。

    【保育士の平均年収】

    • 20代:273万円
    • 30代:275万円
    • 40代:331万円

    参照:保育士さんのお給料『年代別月収・年収アンケート』

    上の各年代別の平均年収の金額を、先ほど算出した年間労働時間(2000時間)で割ってみると、以下のようになります。

    【時給=平均年収/年間労働時間(2000時間)】

    • 20代:時給1,365円
    • 30代:時給1,375円
    • 40代:時給1,655円

    20代と30代では、時給が10円しか変わらないというのも、ちょっと悲しい現実ですよね。

    実際の保育士の時給は安すぎる

    実際の保育士の時給は安すぎる

    そして、さらに悲しい現実が続きます。先ほど参考にした平均年収には、『ボーナス』が含まれています。

    でも、実際はそもそもボーナスがない保育園、ボーナスの金額も保育園ごとに全然違ったりするものです。

    【例:基本給18万円のボーナス金額】

  • ボーナス3ヶ月分の場合:年間54万円
  • ボーナス4ヶ月分の場合:年間72万円
  • この差は大きいですよね、、、。

    しかも、ボーナスは景気や業績に左右されるので、この先も安定してもらい続けられるとは限りません。どんどん少子化・超高齢化が進む日本では、ボーナスがかつての世代のように上がっていくことは、ほぼ絶望的。

    というわけで、あなたが最低限保証されているボーナスを抜いた金額、つまり基本給×12ヶ月の金額を2000時間で割ってみると、以下のようになります。

    【例:ボーナスを抜いた場合の時給】

  • 20代:約995円
  • 30代:約1,020円
  • 40代:約1,170円
  • どうでしょうか?20代で時給1,000円切っていますね。ボーナスが無い保育園の場合、ただ単に金額だけで見れば、もうアルバイトと変わらないのが現実なんです。

    悲報:保育士のサービス残業の現実


    さて、悲しい現実はまだまだ続きます。

    先ほどの金額は、全くサービス残業が含まれていない労働時間で算出した時給でした。

    あなたは持ち帰り仕事など残業が全くない保育園で働いていますか?きっと、そんなことはないと思います。

    前残業や勤務後残業、持ち帰り仕事が当たり前の保育園で働いている場合、労働時間はもっと長くなります。

    残業時間は人それぞれですが、今回は例として、以下のような保育士さんの年間労働時間「約2,500時間」で計算してみたいと思います。

    【例:こんな残業をしている保育士さん】

  • 平日:1〜2時間のサービス残業
  • 週末:2〜4時間の持ち帰り仕事
  • 計算式は、単純に「(基本給×12ヶ月)÷2500時間」です。先ほどの年代別平均年収を元に、それぞれを計算してみると以下のようになります。

    【例:サービス残業を含めた時給】

  • 20代:約796円
  • 30代:約816円
  • 40代:約936円
  • ついに、40代でも時給が1000円以下になってしまいましたね。もちろん、これはあくまで参考なので、気になる人は自分の年収を1年間の労働時間(サービス残業を含めて)で割って計算してみてください。

    正規職員の保育士のメリットは?

    正規職員の保育士のメリット
    サービス残業を含めたとき、含めないときをもっても衝撃的な保育士の時給金額をみて、あなたはどう感じましたか?

    そうなるとアルバイトと変わらないような時給で、正規職員として働くメリットはあるのでしょうか。

    メリットをあげるとすれば、正規職員は毎月の手取り給料に現れないメリットがいくつかあります。それは医療保険だったり、厚生年金であったり、非常勤よりも正規職員でいた方が、社会的評価も高くなります。

    家賃補助や交通費の支給があるかないかも、家計には影響があるでしょう。そういったことを考えると、やっぱり正規職員の方がお得なのかもしれませんね。

    やっぱり保育士の給料は安い

    しかし、それにしても保育士の給料は低すぎますよね。一般的な企業で働く会社員であれば、計算するとだいたい時給2,000円〜5,000円の間になるそうです。

    今の仕事の責任、労働時間、ストレスと、あなたの時給を比べてみて釣り合っていると思えるのならいいですが、納得できないのであれば高給料・高待遇の保育園への転職や、他業種への転職を考えた方がいいかもしれませんね。

    いくら子どもたちが可愛くてやりがいのある仕事とはいえ、生活することの金銭面を考えると今の保育士の給料でいいのか、このまま仕事を続けていいのか、現実的に悩みますよね。

    そんな中で、無理して働くことは、あなたにとっても子どもたちにとっても、あまり良い状況ではありません。

    現状の給料に満足していない人は、高給料・高待遇の保育園への転職(保育士専門の転職サイトの活用)や、他の業種への転職を視野に入れた転職活動(大手転職サイトを活用して、給料や仕事量に納得できる職場を探してみてはいかがでしょうか?

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